2020年9月18日 スタジオジブリ公式サイト発表の「スタジオジブリ作品の場面写真の提供を開始します」に驚かされました。
スタジオジブリ全作品の場面写真を順次無償で提供していくといった内容。開始月となった9月は、新しい作品を中心に8作品・計400枚が提供されています。
NEW:2020年10月16日 新たに6作品のジブリ場面写真の提供が発表されました!「ハウルの動く城」「猫の恩返し」「ギブリーズepisode2」「ホーホケキョ となりの山田くん」「もののけ姫」「耳をすませば」から各作品50枚ずつ合計300枚。
利用規格などの詳細は一切無く、スタジオジブリ公式サイトにてプロデューサーの鈴木敏夫さん直筆で「常識の範囲でご自由にお使いください。」と書かれた色紙が掲載されているのみ。
「常識の範囲で自由」の判断はなかなか難しそうですね。今後もし、法に触れるようなことや作品を貶めるような誹謗中傷が散見されるようなら、画像提供の中止なんてことにもなりかねません。
そのような事態になる前に、ジブリ公式から提供された画像を「作品別で固定ページに保存」して観賞できるようにしてみました。
今回保存した固定ページでは、映画のフィルム風に縦スクロールで画像を見られるので、シーンの前後も感じながらスムーズな観賞ができると思います。
スマホで観賞時は、ジブリ美術館の入場チケットのようなビジュアルなので、スクショして壁紙としても使わせていただいてます。
ジブリ提供の画像① 8作品400枚を保存
ジブリ公式サイトでは横へのスライドショーで、サイトに保存した固定ページでは縦スクロールでの観賞となります。
画像サイズは公式提供そのまま。拡大・縮小の際は、PCの場合「Ctrlキー」を押しながらマウスホイールを回して、スマホの場合はピンチアウト(二本指を画面に触れながら開く)にて対応できます。
保存した固定ページには文や広告を挟まず画像のみとしているので、作品それぞれの場面に浸りながらジブリの画像を観賞してみましょう。
思い出のマーニー(2014)When Marnie Was There
かぐや姫の物語(2013)The Tale of The Princess Kaguya
風立ちぬ(2013)The Wind Rises
コクリコ坂から(2011)From Up on Poppy Hill
借りぐらしのアリエッティ(2010)Arrietty
崖の上のポニョ(2008)Ponyo on the Cliff by the Sea
ゲド戦記(2006)Tales from Earthsea
千と千尋の神隠し(2001)Spirited Away
ジブリ提供の画像② 6作品300枚
ジブリ公式サイトで公開された場面写真の提供第2弾。
ハウルの動く城(2004)Howl’s Moving Castle
猫の恩返し(2002)The Cat Returns
ギブリーズ episode2(2002)The GHIBLIES episode 2
ホーホケキョ となりの山田くん(1999)My Neighbors the Yamadas
もののけ姫(1997)Princess Mononoke
耳をすませば(1995)Whisper of the Heart
ジブリ画像提供への反響ツイート
スタジオジブリ全作品の場面写真を順次提供することにしました。https://t.co/hhjQTsBwEd
— 三鷹の森ジブリ美術館 (@GhibliML) September 23, 2020
自分の部屋がジブリで埋まっていく pic.twitter.com/4U1F0GTZuV
— ゆみんꙭ҉低浮上 (@yuyu_ro0102) September 22, 2020
【ジブリ公式】今月からスタジオジブリ作品の場面写真の提供を開始!静止画400枚公開!https://t.co/9tYIiKlXSP pic.twitter.com/zwrNNE5Cuw
— ジブリまみれ (@ghiblimamire) September 18, 2020
スタジオジブリが公式で場面画像提供。使用に制限はとくになく「常識の範囲でご自由にお使いください」とだけある。いや、なにこのカッコよさ…。
まずは8作品、合計400枚。添付した画像はあくまで趣味で。ちゃんと千尋とか主人公の画像も提供されてますwhttps://t.co/fJ9YCqQbku#ジブリ #ghibli pic.twitter.com/9NBdlINSx0
— 徳重辰典(ウェブ編集、ライター)@FGO (@tatsunoritoku) September 18, 2020
ジブリが自由につかっていいということなので、自分が原画をやったところを。
千尋は長編の原画初だったので緊張しつつ、いろいろ研究しながら描きました。ハクにダンゴを食べさせるところはみんなで大型犬に触れながら動きを観察したなあ。 pic.twitter.com/Q4MRJpB7hs— 米林宏昌 (@MaroYonebayashi) September 18, 2020
ジブリの場面写真無償提供、英断に至った背景は熱風の「ジブリと著作権」特集を読むとよく分かる。
・権利を守ろうとして、結局作品生命が短くしてしまう恐れがある
・今の時代、何をもって”商業利用”かはわからなくなっている。
・作品を支えてくれたみんなへ恩返しをしたい pic.twitter.com/hMBKc3lcp5— 沖本茂義/アニメ!アニメ!編集長 (@ockeysan) September 19, 2020
今回の無償提供によりジブリ作品が話題となり、あらためて作品を思い出す人、読む人見る人、初めて知る人もたくさん居たと思われます。
ジブリの画像を「常識の範囲でご自由に」といった粋なはからいで大きな話題となり、鈴木プロデューサーの考える「準備」は良いスタートを切れたのではないでしょうか。
【ジブリが場面写真を提供】縦スクロールで映画フィルム風に観賞 まとめ
スタジオジブリ公式サイトでは順次写真提供する予定とあり、次回「ハウルの動く城」「猫の恩返し」「もののけ姫」「耳をすませば」などの作品も提供されるかもしれません。
個人的に好きな作品「ラピュタ」「風の谷のナウシカ」まで、問題無く無償提供されることを期待しつつ、ジブリ提供の画像を大切に保存しておきたいと思います。
大切な作品の一部を無償提供していただいたスタジオジブリ関係者の方々に感謝いたします。